大和言葉であっても漢字であっても、
同じ言葉を繰り返すことで複数形を示すことがあります。
われ → われわれ
おの(れ)→ おのおの
むら → むらむら
かず → かずかず
子々孫々
代々
昔、「濁音」「半濁音」と呼ばれている音を別の特徴から捉えた呼び方がありました。
それが「重音」です。
「大和言葉には意味が重なることで音が濁る。」という特徴があるんです。
ちち → ぢぢ (父→祖父)
はは → ばば (母→祖母)
この特徴は複数形による繰り返しでも起きます。
ひ → ひび
ひと → ひとびと
ほし → ほしぼし
「っ」の次のハ行はパ行になり「ん」の次のハ行はパ行になる。
たまにパ行ではなくバ行になるものもある。(なにがちがうんだろうね?)
「っ」「ん」により半濁音化する例
1っぴき 2ひき 3びき
1っぽ にほ さんぽ
方法 漢方
布巾 頒布
封印 完封
台風 新風
辺 身辺 天辺
婦人 新婦
方言や大和言葉では「ん」の次は濁らないようです。
4匹は訓読みなので「よんびき」にはならず「よんひき」になる。
「~したのは」のなまり「~したんは」は「~したんぱ」にならない。
(そもそもこの「は」は実質「わ」なのでハ行ではない)
外来語「わっふる」「こっへる」など色々ある